優雅なる反逆の美空間にクラシックな知性と格式をもたらす至高の祭壇画
イタリア・マニエリスム期の天才画家パルミジャニーノが、エレナ・バイアルディ・タリアフェリの依頼で描いた祭壇画です。
1540年に画家が急逝したため一部が未完成のまま残されましたが、のちにそのまま礼拝堂に飾られたという数奇な歴史を持ちます。
ルネサンス期の均整の美学から意図的に脱却し、極限まで引き伸ばされたエレガンスを追求した作風が大きな特徴です。
聖母のしなやかで長い首は、中世の聖歌で彼女の純潔を「白牙の塔」や「柱」に例えた表現を連想させ、背後の巨大な柱とも美しく形が響き合っています。
また、聖母の膝の上で眠る幼子キリストの姿は、のちの十字架の死をあらかじめ告げるものとして解釈されることもあります。
ヨーロッパの伝統的な宮殿を思わせる、洗練された構図と冷涼な気品
滑らかな磁器のような肌の質感、そして流れるような衣のひだが、官能的でありながらも超自然的な気品を漂わせています。
縦に引き伸ばされた優美な構図と冷涼で洗練された色使いは、観る者に知的な緊張感と深い感動を与えます。
この気品溢れる作品は、格式ある応接室や、クラシカルな洋書が並ぶ知的で落ち着いた書斎に飾るのが最適です。
お部屋全体をヨーロッパの歴史ある宮殿のような、格調高い空間へと高めてくれます。
